Contents
ピープロテインとホエイプロテインの違いは？ たんぱく質や栄養素の違いを徹底分析
マサシ
皆さんこんにちは。今回の記事では、筋トレをしている人には切っても切り離せない「プロテイン」をテーマに「ピープロテイン」という種類のプロテインパウダーの効果や栄養素、「ホエイプロテインとピープロテインを比較した際にどっちが良いのか？」という内容を紹介していきたいと思います。
どのトレーニーやアスリートの方でも「ホウェイプロテイン」を摂取している方は多いと思います。日本のプロテインのマーケットでは、一般的にホエイプロテインが主流ですが、最近、欧米のフィットネス界では、こういった植物性のプロテインパウダーが流行っています。
その中でも最も注目されているプロテインパウダーが、今回紹介する「ピープロテイン」です。そこでこの記事では、ピープロテインを選ぶ利点や効果、ホエイプロテインと比較した際のコスパや栄養素などを詳しく比較していきたいと思います。
また、ピープロテインの味や価格値段などについても紹介してみたいと思います。それでは、ピープロテインとはどういった食品から出来たプロテインなのでしょうか？
スポンサーリンク
ピープロテインとは？ どんな食品を使ったプロテイン？
ピープロテインの「ピー」は英語の「pea」（エンドウ豆、グリーンピース）から来ています。peaという豆の種類は”とてもたんぱく質が高い”食品なのでプロテインサプリとしては使いやすいです。
つまり、ピープロテインはエンドウ豆を素材に作られたサプリメントです。エンドウ豆には「100g当たりに5g」のたんぱく質が含まれています。ピープロテインは製造される際に、乾燥した豆を先に粉にします。その後、水が加えられてでんぷん質が取られます。
実は、ピープロテインのメーカーは製造時にできるだけナチュラルな状態をキープしようとしています。そのため、余計な処理をしないそうです。
エンドウ豆は鉄分多く含まれている食品なのでピープロテインも当然のように鉄分が高いです。その為「製造過程で余計な処理の少ない」ピープロテインは人工的な化学物質を摂取したくないというトレーニーに人気があります。
スポンサーリンク
ピープロテインのたんぱく質や栄養素はどのくらい？
欧米の様々なサプリメント会社はピープロテインを販売していますが、一般的には「2スクープ分のピープロテインパウダー」に下記の栄養が入っています：
- たんぱく質：15g
- 炭水化物：1g
- 食物繊維：1g
- ナトリウム：230㎎
- 鉄分：5㎎
そして、これ以外にも「9種類の必須アミノ酸」が含まれています。また、3つの種類のBCAAも含まれています。
このようにピープロテインは栄養レベルが高く、様々な栄養素を含む事から、植物性プロテインの中でもピープロテインが一番人気があります。
こちらの記事もお勧め
スポンサーリンク
ピープロテインの優れた点はどんなところ？
先ずは私もそうなのですが、乳糖不耐症の関係で通常のホウェイプロテインは飲めません。ですから、ホエイプロテインの場合はアイソレートされたプロテインが必要になります。
ピープロテインは消化しやすいプロテインサプリです。そして、乳糖が入っていませんのでホウェイプロテインで下痢やガス、「お腹がちくちくする」などの症状を起こす事もありません。
そのため、乳糖不耐症の人にはピープロテインはお勧めできます。乳糖不耐症の人はアイソレートホエイプロテインでもお腹を下す人がいますので、そういった方にはピープロテインはかなり使える栄養素になります。
もう一つの良い点は「環境に良い」という点です。ホウェイプロテインは牛乳でできたサプリメントです。牛を飼育するとたくさんのメタンガスを排出しますので「温暖化の原因」の一つになっています。
そして、牛を飼育するには広いスペースが必要なので、環境に良い動物ではありません。しかし、ピープロテインは植物で出来たサプリメントなので、環境への悪影響はありません。
そして、最近海外ではベジタリアンやビーガン（動物性食品を食べない人）が増えています。そういった人達は動物性たんぱく質を食べませんので、ピープロテインが良いたんぱく質源となります。
先程も触れましたが、ピープロテインは変な人工調味料を一切使っていませんので、オーガニックな食材でバルクアップを目指しているトレーニーにはぴったり合うサプリメントだと思います。
エンドウ豆をそのまま食べると、多くの場合「ガスを起こす」場合があります。そのガスは「ラフィノース（英語：raffinose）」といいオリゴ糖の一種で、人間にとって少し消化しにくいです。
ラフィノースの多い食べ物（特に豆のそれぞれの種類）を多量に食べるとガスがでやすくなります。しかし、エンドウ豆でできたピープロテインにはラフィノースが入っていません。
ですからお腹が張りすぎたり、ガスが沢山出てしまうという問題は起きにくいです（笑）。そして、一般的にピープロテインはかなり消化しやすい食品です。
こちらの記事もお勧め
ピープロテインの唯一の弱点はどんなところ？
ピープロテインには、殆ど弱点はありませんが、唯一弱点をあげるとすると「ナトリウムの量」です。ピープロテインはホウェイプロテインよりもナトリウムが多いので、余計なナトリウムを取りたくない人はピープロテインを避けた方がよいと思います。
しかし、ピープロテインに入っているナトリウムは「一般の方（不健康な方や持病がある方）」であればあまり気にしなくても大丈夫です。もう一つの弱点は「ピープロテインの味が美味しくない」とよく言われます。
確かに粉末にしたピープロテインは独特の味がありますので、それが気に入らない人は多いようです。ピープロテインの独特の味を隠し美味しく飲む方法は別のセクションで紹介します。
ピープロテインとホウェイプロテインはどちらの方が筋肉の成長にいい？
ある研究によると、ホウェイプロテインとピープロテインは同じくらいの効果があるという結果が出ているそうです。この研究では、様々なアスリートがホウェイプロテインやピープロテインを飲んで8週間の間「HIIT」を行いました。
実験が終了後に全てのアスリートの筋肉の成長や強さなどを測定しました。結果、「ホウェイプロテインを飲んだアスリートとピープロテインを飲んだアスリートは同じくらいの結果があった」という研究結果があります。
つまり、ホウェイプロテインを飲むのとピープロテインを飲むのでは、そこまで大きな違いはありません。どちらの飲んでも筋トレやHIITをすると筋肉の成長がしっかりと起こります。
ピープロテインの味はどう？ ホエイと比べて不味いのか？
ピープロテインはたしかに独特な味がします。先ほども少し触れましたが、ピープロテインにはあまり人工的な化学物質が入っていません。そして、味のフレーバーはノンフレーバーが一般的です。
そのため、ピープロテインは「豆っぽい味」が少し残ります。しかし、プロテイン製造のテクノロジーとノウハウが少しずつ進んでいますので、ピープロテインの味は年々良くなってきています。
しかし、ピープロテインの味が苦手な人は、フルーツ味（イチゴなど）などのフレーバーは避けた方がよいです。代わりに、相性がいい味として「バニラ、チョコレート」などの味です。こういった味にするとピープロテインの独特な味が薄くなり美味しく飲めます。
チョコレート味は特にピープロテインの「豆っぽい味」を隠す事が出来ます。クッキーやケーキなどに加えてもピープロテインの味がさらに薄くなります。
もしスムージーで飲むなら、バナナとカカオと入れるとピープロテインの味をしっかり隠せます。ちなみにバニラ味もお勧めです。
ピープロテインの値段・コスパは？
先ずは、同じプロテインの量のピープロテインパウダーとホウェイプロテインパウダーの栄養素を比較してみましょう。
上記の表を見ると、”BCAAの量以外“「ピープロテインとホウェイプロテインのそれぞれの栄養素の量は殆ど変わらない」という事実がお分かりだと思います。
BCAAの量はホウェイプロテインの方が勝っていますが、栄養素的にさらに詳しくみると、実はピープロテインはホウェイプロテインよりも「アルギニンが多く含まれている」という点が優れています。
アルギニンはBCAAではなく、必須アミノ酸の一つです。アルギニンは筋肉づくりに必要なアミノ酸です。ですから、ピープロテインは意外に筋肉の成長に良いです。
色々なサプリメーカーがピープロテインを販売していますが、私が個人的にお勧めするピープロテインのブランドは「MyProteinのピープロテイン」です。マイプロテインのウェブサイトでピープロテインの値段をホウェイプロテインの値段と比較してみましょう。
MyProteinのピープロテイン（1㎏）の定価は￡12.99（セール値段：￡11.69）になります。そして、そのピープロテインの一回分には23gのたんぱく質が入っています。
同じ会社のホウェイプロテインアイソレート（1㎏）の定価は￡26.99（セール値段：￡22.94）になります。一回分のたんぱく質は23gです。これはピープロテインのたんぱく質量と同じです。
上記の比較でわかると思いますが、ピープロテインはとてもコスパがよいです。ホウェイプロテインアイソレートの約半額に近い値段で買う事が出来ます。
BCAAの細かい栄養成分について気になる方はホウェイプロテインの方が良いかもしれませんが、ピープロテインのアルギニンの量のおかげもあり、しっかりと筋トレしていればピープロテインでも十分に筋肉の成長がみられます。
ピープロテインを試してみた方がよい理由：まとめ
まとめると、ベジタリアンやビーガンの方、または乳糖不耐症のある方、環境問題・エコが気になる方はピープロテインを選んだ方がよいと思います。
ピープロテインは環境に悪影響を与えないですし、体内で消化しやすいたんぱく質源の一つです。そして、ホウェイプロテインアイソレートより安いので財布には良いチョイスでしょう！
また、ホエイプロテインが苦手な方、乳糖不耐症の方は是非試してみてくださいね＾＾
【Myprotein】公式
スポンサーリンク
ボディメイクをしているトレーニーにとって欠かせない適切な栄養管理。この日々の栄養管理の強い見方になる高たんぱく質のマッスルミール（フィットネス弁当）を提供しているサービスが「Muscle Deli（マッスルデリ）」と言います。
マッスルデリは筋肥大に必要なタンパク質を豊富に含み、栄養士がバランスを考えたビタミンB群を多く含むローカロリー、高タンパク質なメニューになっているとても優れたフィットネスフードを提供してくれるサービスです。おそらく国内初のフィットネスミールのサービスです。
基本的には、一食で「50～60g程のタンパク質」が食事から摂取できる点はとても素晴らしいと思います。本格的にボディメイクを行っている方、筋肉をつけてバルクアップしたい方が手軽に栄養管理出来る今最もお勧め出来るミールサービスです。
マッスルデリ公式サイト
実は先日レビューで紹介させていただいたように私もマッスルデリを試してみましたので、気になる方は以下のページからレビューをご覧になって下さい。
