Contents
ボディビルダーのような筋肉を付ける為に肉を食べる必要はあるのか?
今回は少し面白いアングルから筋肉について書いてみたいと思います。「それは肉を食べずに筋肉を付ける事は可能なのか?」、「肉を食べないでボディビルダーになれるのか?」というテーマです。
日本ではあまり信じられないという人も多いと思いますが、海外では筋トレをしている人の中に「ベジタリアン」という人も多いです。日本ではそもそもベジタリアンという言葉自体、そのコンセプト自体が馴染みのない言葉だと思いますが、海外ではベジタリアンの人が多いです。そしてベジタリアン向けのレストランや食べ物も非常に多く流通しています。
そんなことから、ベジタリアンになっても難なく日常生活を送れる人も多いです。そして周りの人のベジタリアンに対する理解も十分にあります。
ベジタリアンと筋肉の話に戻りますが、一般的に筋肉をつけるためには、筋トレだけではなく、普段から栄養のある食生活に気を付ける必要がある事は皆さんご存知だと思います。
例えば、筋肉をつけるためには、70キロの体重の人は約「毎日90グラムのたんぱく質」を摂取する必要があると考えられています。つまり、体重の1キロ当たり「1.4g~1.8g」のたんぱく質を食べなければなりません。
ボディビルダーや「マッスルセレブ」の食生活を見ると分かりますが、ほとんどの人は主に肉と魚を食べて1日分のたんぱく質をとっています。ボディビルダーは特に鶏肉、ステーキ、七面鳥の肉を食べています。そして、たんぱく質の足りない分をプロテインサプリで取っています。
カイグリーン(kai greene)のトレーニングメニューや食事法・ボディービルダーになるまでのライフストーリーカイ・グリーン(Kai Greene)がボディービルダーとして成功するまでのライフストーリーとカイグリーン(kai greene)のトレーニングメニューや食事法、ボディービルの大会暦、ボディービルダーとしてのキャリアを紹介しています。...
単純に肉はたんぱく質の含有量が高い事からボディビルダーは肉を定期的に食事で食べているわけです。しかし、「肉を食べないトレーニーやボディビルダーはどうやってたんぱく質をとっているのでしょうか?」
ベジタリアンの人はボディビルダーになれるのでしょうか? そして、肉が好きじゃない人も筋肉をつける事が出来るのでしょうか?
今回の記事ではそういった疑問について詳しくまとめてみたいと思います。そして、それに伴い「肉を食べないマッスルセレブ」や「ベジタリアンのアスリート」も合わせて紹介したいと思います。
そして、最後に肉を食べない人のアドバイスも紹介してみたいと思います。
あわせて読みたい
スポンサーリンク
ボディビルダーが肉を食べる理由
以前の記事でも詳しく紹介していますが、筋肉をつけるためにはウエイトトレーニングだけではなく、しっかりと適正量のたんぱく質と栄養素を取る必要があります。
その為に多くのボディビルダーは肉を食べる事によってその必要なたんぱく質をとっています。それは何故なら、肉のたんぱく質の量がとても高いからです。例えば「100gの鶏の胸肉には約32g」のたんぱく質が入っています。
また、「100gの牛肉のステーキには約31g」のたんぱく質が入っています。ですから、例えば、1日に100gのたんぱく質が必要な人は肉を食べればその目標値を簡単に達成する事ができます。
たんぱく質とアミノ酸について
たんぱく質はアミノ酸で出来ています。人間は「2種類のアミノ酸を取る」という必要があります。そのふたつの種類は「非必須アミノ酸」と「必須アミノ酸」になります。
「非必須アミノ酸」は”人間の体が自分で作れる事が出来る”アミノ酸です。「必須アミノ酸」は”人間の体では作れない”という栄養素なので、必ず食事で摂取する必要があります。
肉(鶏肉、牛肉など)には、必須アミノ酸も入っていますので、ボディビルダーにとっては栄養的に良い食べ物です。
肉はアミノ酸だけではなく、鉄分がたくさん入っています。そして、トレーニングをしていない一般の人でも鉄分を取る必要はありますが、ボディビルダーやアスリートは特に鉄分は大事な栄養素です。鉄分は”ヘモグロビン”に入っています。
ヘモグロビンは赤血球に入っているたんぱく質です。ヘモグロビンは体の細部まで酸素を運ぶたんぱく質です。そのため、鉄分が足りないと体が疲れやすくなりますし、筋肉が効率的に動きません。
ボディビルダーは鉄分が足りないと筋肉がしっかりと動きません。肉には「クレアチン」が多く入っています。多くのボディビルダーはクレアチンサプリを飲んでいますが、牛肉を食べると自然にクレアチンを吸収する事が出来ます。
クレアチンは筋肉を大きくさせる栄養素です。そして、筋肉を強くさせますし、運動をする際にエネルギーをレベルアップさせる栄養素です。
スポンサーリンク
肉を食べない人(ベジタリアンの人)と彼らが肉を食べない理由
冒頭でも少し触れましたが、欧米の国々ではベジタリアンの人が増えています。ベジタリアンとは簡単に言うと「食事の際にお肉と魚を食べない」という人の事です。もっと厳しいベジタリアンの事を「ビーガン」と言い、彼らは肉と魚だけではなく「動物関係の食べ物」も一切口にしません。
つまり、乳製品、卵などの食べ物も一切食べません。ベジタリアンの人が増えているとともに、最近ではベジタリアンのアスリートも増えてきています。
彼らが肉を避けるべき理由は沢山ありますが、まず最も大きな理由としては「動物愛護」という理由で肉を食べない人が多いです。そして、肉を食べる事は環境に悪いです。食肉用の動物を育てる為には大量の水と餌が必要になります。
そして、植物を育てるよりも動物の牧場は土地を使います。牛などの動物は「大量のメタンガスを排出する」という事から、結果として温暖化を悪化させると考えている科学者は多いです。
以上の事から、海外では肉を避けるべき理由は沢山あると考える人が増えてきています。
実は、肉を食べすぎる事は人間の体には悪い事です。肉を食べすぎると「心臓病になる可能性が上がる」という研究があります。そして、色々な種類のガンは肉食の生活と大きく関係しているそうです。
このような理由から、特に欧米の若者達の中でも肉食の生活を避ける傾向が年々と増えてきています。
スポンサーリンク
肉を食べないアスリートやボディビルダーはいますか?
肉を食べない有名なアスリートは意外と多いです。元テニス選手のマルチナ・ナブラチロワ、陸上選手のカール・ルイス、レーシング・ドライバーのルイス・ハミルトン、MMA選手のネイト・ディアスは全員ベジタリアン、ビーガンです。
そして、ボディビルの世界にもベジタリアンとビーガンの人がいます。最も有名なビーガンボディビルダーの一覧リストはこちらの記事に載っています:
最も有名なビーガンボディビルダーはTorre Washingtonというアメリカ人のボディーです。彼のニックネームは「ザ・ビーガン・ボディビルダー」と言います。
彼の身長は170㎝ですが、体重は79キロです。彼は20年前に肉と動物関係の食べ物を一切やめたようですが、2009年からプロボディビルダーとして活躍しています。彼はビーガンだけではなく、何とサプリメントも飲んでいないそうです。
Torre Washington
ベジタリアンボディビルダーは栄養摂取にどんな食品を食べているのか?
まず、ベジタリアンのボディビルダーは「必要なたんぱく質量を摂取する、確保する」という事がとても重要になってきます。ですから、植物性のたんぱく質をたっぷりの含んだ食事を取る必要があります。
しかし、植物性のたんぱく質だけでボディビルダーが必要なたんぱく質を取る事は難しいです。しかし、Torre Washingtonのようなビーガンボディビルダーは「主豆腐、レンズマメ、セイタン(肉代用食品)」のような食品を利用して必要なたんぱく質をとっています。
そして、彼らベジタリアン・ビーガンのボディービルダーは「白いご飯の代わりに玄米を食べる人が多い」ようです。そして、ピーナッツバターやアーモンドバターもよく食べているそうです。
ベジタリアン・ビーガンが取れるたんぱく質(100g当たり)
- 豆腐:17g
- レンズマメ:10g
- ひよこ豆:9g
- セイタン:75g(凄いですね!)
- アーモンドバター:25g
必須アミノ酸が含まれているベジタリアン・ビーガン用の食べ物
- キヌア
- そば
- 大豆(納豆、豆乳、豆腐)
- コーン(キノコから出来ている肉代用食品)
- セイタン(醤油と煮ると全てのアミノ酸が入ってきます。)
植物性のたんぱく質でお勧めの食品紹介
日本でも簡単に手に入れる事が出来る植物性のたんぱく質食品を紹介します。
レンズマメ:
キヌア:
セイタン:
アーモンドバター:
スポンサーリンク
ボディメイクをしているトレーニーにとって欠かせない適切な栄養管理。この日々の栄養管理の強い見方になる高たんぱく質のマッスルミール(フィットネス弁当)を提供しているサービスが「Muscle Deli(マッスルデリ)」と言います。
マッスルデリは筋肥大に必要なタンパク質を豊富に含み、栄養士がバランスを考えたビタミンB群を多く含むローカロリー、高タンパク質なメニューになっているとても優れたフィットネスフードを提供してくれるサービスです。おそらく国内初のフィットネスミールのサービスです。
基本的には、一食で「50~60g程のタンパク質」が食事から摂取できる点はとても素晴らしいと思います。本格的にボディメイクを行っている方、筋肉をつけてバルクアップしたい方が手軽に栄養管理出来る今最もお勧め出来るミールサービスです。
実は先日レビューで紹介させていただいたように私もマッスルデリを試してみましたので、気になる方は以下のページからレビューをご覧になって下さい。